正しいペットボトルの捨て方2020年05月14日 | 生活
ペットボトル飲料は私たちの生活に欠かせないものになっています。皆さんは、ペットボトルの正しい捨て方についてご存知ですか?
知っているようで知らない、ペットボトルの正しい捨て方を説明していきます。
ペットボトルの本体を処分するには、主に以下2つのどちらかで捨てることになります。
・資源ごみとして自治体のペットボトル専用の場所で出す。
・スーパーなどにあるペットボトル回収BOXに入れる
ペットボトルの本体とキャップとラベルを外そう!
ペットボトルの本体とキャップ(フタ)とラベルは素材が違うケースがあります。
例えば、ペットボトル本体は PET(ポリエチレンテフタレート*1)、ボトルに巻きつけてあるラベルは PS(ポリスチレン)、キャップは PP(ポリプロピレン)というような場合です。
ラベルはがして、別に捨てる必要があります。
※ラベルは自治体によって外さなくて良い自治体もありますので、 自治体のルールをしっかりチェックしましょう。
ペットボトルのキャップと本体は材質が異なりますので、専用のキャップ回収BOXにいれるか、容器包装プラスチックに該当するので、そちらで回収してもらいます。
*1:ポリエチレンテレフタレートは、石油から作られるテレフタル酸とエチレングリコールを原料にして、高温・高真空下で化学反応させてつくられる樹脂
キャップリングは外さなくても良い!
キャップリングはポリプロピレンで、ペットボトルの本体よりも比重が軽いことから、リサイクル過程の比重選別工程で除去することができるため、無理に外す必要はありません。
また、中に固形のものが入っている場合に、どうしても取り出せないことがあります。
その際は、本体を切ったりせずに、本体ごと容器包装プラスチックに捨てましょう。
できるだけ、汚れを取って洗浄しましょう!
ペットボトルの中にジュースなどの飲み残しがあると、集積場や保管場所での悪臭発生や糖分を求めに虫や小動物が集まってくるという衛生問題に繋がります。
油やソースのペットボトルがリサイクルできない
一般的なペットボトルのリサイクル工程では、水による洗浄で汚れを落としていますので、ペットボトルといえども、水で汚れが落ちない容器はリサイクルの対象になりません。脂やソースは水での洗浄が難しいので、リサイクル対象外となっているのです。
プラスチックの識別マークとして、指定PETボトル以外のPETボトルおよびその他のプラスチック製ボトルに「プラ」マークがついています。
リサイクルマークを覚えて適切な出し方をしましょう!
以上、ペットボトルの正しい捨て方でしたが、いかがだったでしょうか?
キャップを外して、中身を空にして、水で洗って捨てるように心掛けましょう。また、自治体によって推奨の捨て方が若干異なりますので、自治体の情報もチェックするようにしましょう。