ヒートショック発生件数、ワースト1位の香川県。2020年02月22日 | 生活
香川県は気候の温暖な地域と思ってすごされている方が多いと思います。
残念ながら、香川県はヒートショックの発生件数が全国ワースト1位というデータもあるほど、ヒートショックの発生率の高い地域なのです。
ヒートショックとは
暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。
この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。
ヒートショックは体全体が露出する入浴時に多く発生します。
住宅内においても、暖房をしていない脱衣室や浴室では、室温が10度以下になることも珍しくありません。
今日からできる3つの対策
①シャワーを活用したお湯はり
高い位置に設置したシャワーから浴槽へお湯をはることで、浴室全体を暖めることができます。
②湯温設定41℃以下
お湯の温度は、41℃以下にしておくことをお勧め
③食事直後、飲酒時の入浴を控える
食後1時間以内や飲酒時は、血圧が下がりやすくなるため、入浴を控えましょう。
影響を受けやすい人
ヒートショックは65歳以上の高齢者、高血圧や糖尿病などの動脈硬化の基盤がある人、肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈の人が影響を受けやすいです。
日本気象協会も、17年から、ヒートショックの危険度を「警戒」「注意」「油断禁物」の大きく3段階で示した「ヒートショック予報」をホームページ「tenki.jp」で公開しています。