賃貸物件を退去するってなったら…2020年04月11日 | 貸物件豆知識
賃貸物件を退去する時のことって入居する時から考えたりしていますか?
「退去するのは何年も先のことだし今は何も考えなくていいや」と思っていませんか?
入居するときにこそ退去するときのことをじっくり考え、トラブルにならないようにしましょう♪
退去時期
引っ越しを考え、今住んでいる物件を退去したいと思ったら、退去する日から1ヶ月前までに管理会社に予告をしましょう。1ヶ月前予告がないと違約金がかかってきますので十分気をつけてくださいね。
退去の連絡は、「物件名」「部屋番号」「契約者名」「退去予定日」をお伝え下さい。
この退去の予告は物件だけでなく、駐車場を借りている方も同じく予告が必要になりますので忘れないようにして下さい。
※ご契約して頂いた不動産会社が必ずしも管理会社であるとは限りませんのでご注意下さい。
管理会社が分からない・・・。という方は、ご契約した時に「賃貸借契約書」に署名・捺印していると思いますので、賃貸借契約書をご確認下さい。
賃貸借契約書や重要事項の説明書など、入居時に不動産会社から渡された資料は必ず大事に保管しておきましょう。
退去立会い
退去されるときには業者との退去立会いが必要になります。
退去立会いは荷物を全て運び出して頂いた状態で行います。
何をするのかというと、退去時のお部屋がどういう状態なのか確認し、キズや汚れ等があればそれが入居者が故意に付けたものなのかどうか聞き取りをします。
基本的には敷金から清算し、余った金額を入居者に返金するようになっていますが、故意・過失があった場合は別途清算になりますのでご注意下さい。故意・過失とは、タバコのヤニで壁などが黄ばんでいたり、水回りのカビ等、日常生活において掃除を怠ったりした際に発生した汚損などのことです。
たまに敷引金といって、敷金を全て原状回復費用に充てるような契約内容もございます。
こちらも故意・過失は別途清算になりますのでご注意下さいね。
退去清算を軽減させるためには
退去清算費を減らすためには、故意・過失を減らしたらいいのです。
タバコを吸われる方はお部屋の中でも、換気扇の下で吸うとかベランダに出て吸うとかすると多少はヤニ汚れも軽減します。
また、カビも普段からきっちりと掃除をして、退去の時に慌てる事のないようにしましょうね。